松本寛司さんのカッティングボード
一日の楽しみは? と聞かれたら、迷わず「食べること!」と答えるくらい、大の食いしん坊です。
おいしいもので満たされるのはもちろん、なにを食べようかと想像する時間はもっと好き。
そんな私の最近のお楽しみと言えば、このカッティングボードでいただくごはんです。
木工作家・松本寛司さんによる手仕事の作品で、先日、ほとりプレスvol.2の取材で出合い、我が家にやって来ました。
プレート、トレイ、まな板にと大活躍!
盛り付けたり、切ったり、運んだりと、とにかく何にでも使えるので、毎日フル稼働!
水切れがいいようにと、足のようなものが伸びていて、なんだかかわいい。台所の入口に吊るしたら、門番みたいです。
こちらが寛司さんのサイン。使っていくうちに、色合いの変化も楽しめます。長いお付き合いになりそう。
夕食後に、フルーツを乗せてカットしてみました。
そのまま食卓に出してもサマになるので、洗いものも減ってうれしい限り。
余談ですが、このなんとも季節外れのスイカは、夏の終わりに畑に混ぜた、野菜ゴミから芽を出したんですよ~!
手に取って伝わる、木の魅力
こちらは“toson”(トーソン)と名付けられた、薄型のヘラ。
気軽に木工作品の魅力に触れてほしいと、手ごろな価格に抑えています。
寛司さんが取り組んでいるのは、暮らしの中の道具づくり。
次週から、普段は見ることのできない制作現場や、豊橋市にある住まいを訪ねた取材のこぼれ話をお届けします。お楽しみに!
【松本寛司さん】
写真・文:中西沙織